5月の摘蕾作業からおよそ1か月たった6月下旬。今度は摘果作業を行いました。
またまた父のお手伝いで週末ファーマーしている次第です。
ほんとうに農家はやることが尽きない・・・。
5月の摘蕾作業については下記の記事にまとめましたので、興味があればご覧ください。
庄内柿農家のお手伝い第2弾 摘果作業
更に間引くことで残した実に、太陽と大地の栄養を凝縮させ美味しさを集中させます。
大きく甘~い、そして形の良い実を収穫するための大事な作業です。
柿の摘果作業のポイント
ちなみに前回の摘蕾では、1つの枝に1つの実が付くように間引きました。
今回の作業の前に父により摘果作業のポイントを指導されました。
- 奇形の実を間引きます。
- 枝2本に対して実は1つになるように残す。
- なるべく先端の枝に着いた実は間引きます。
- なるべく大きく形の良い実を残す。
作業スタート!
早速はりきって作業していきます!
前回の摘蕾の時にも書きましたが、今年は奇形や形が悪い実が多いです。
売り物にならないので、奇形や不格好は最優先で間引きます。
摘蕾でしっかり間引いたつもりでしたが、それでも今回の摘果でもたくさん奇形がありました。
ある程度成長しないとわからないものです。
双子や三つ子、おしりみたいな形のものが多かったんですが、個人的にはおもしろいと思うんですがね。
自然の営みがもたらす偶然の産物もビジネスが絡むと劣等種として間引かれます。
一塊の大きな枝に~7の小さな枝が伸びていますが、
枝2本に対して実を1つ残すように調整しながら間引いていきます。
次に間引くのは先端に伸びた枝についた実です。
これを残してしまうと、これだけに栄養が偏ってしまい、他の実が大きくなれないのだそうです。
しかし枝2本に対して実を1つ残すので、今年はすでに奇形が多く他をたくさん間引いているので、残さざる得ない枝もありました。
7/15の柿の様子!比較してみた。
摘果からに1か月ほどたった7/15日の庄内柿の様子と、摘蕾・摘果を実施していない柿を比較してみました。
このくらいまで成長すると違いは明らかです!
500円玉と比較してそれぞれ撮影すると、なかなかの摘蕾・摘果作業したほうは、一回り大きくなっていました。
良かった!これで変わらなかったら、がっかりです。
庄内柿農家・初夏の1日、摘果作業を終えてみて
摘果作業のVlogを制作したのでそちらも是非ご覧ください。
摘蕾作業の時もそうだったんですが、脚立での作業は足腰がキツイ。それに加えずっと上を見ているので首が痛くなります。
その反面、柿畑にいると植物や動物の営みをまじかで見る事ができます。合間に花や生き物たちを撮影するのが楽しみです。
まだ6月とはいえ今年は暑い!炎天下での作業となりました。
これからの季節は雨が降らなければ放水作業などもしなければなりません。
美味しい柿ができるまで大変なことも多いですが、こうして育てられた柿はとっても甘くて美味しいです。
地元の方はもちろん、他の地域の方にも一度食べて欲しいです。
きっとファンになると思います。