8/31-9/1と弾丸で埼玉県秩父市にある三峰神社への旅に出ておりました。
なんと2日前に決断(笑)
最近事あるごとに三峰神社の事を耳に目にし、行きたい気持ちでウズウズしていて、しかし日々の忙しさで1か月ぐらい悩んだ末決行!
鶴岡を(6:15)に出発し、新潟方面へ向かい、関越道を走り片道8時間。
三峰神社がある秩父市大滝付近までくると、車がすれ違えないような細い道やトンネルばかりのうねうねとした山道。(野生のシカがいた( ゚Д゚))
三峰神社・市営三峰山駐車場に到着したのは(14:30)
ここから2日間かけてじっくりと三峰神社を散策しました。
散策1日目
三ツ鳥居
駐車場から階段を昇り、お土産屋さんや飲食店を通り過ぎると大きな白い鳥居が見えます。
三峰神社の鳥居はとても珍しい三ツ鳥居です。
真ん中の大きな鳥居の両脇に小さな鳥居を組み合わせたような豪華な鳥居です。
参道・随身門
三ッ鳥居をくぐると、左手には緑がきれいな木々が立ち並び、右手側には大きな石碑がたくさん並ぶ長い参道を進んで行きます。
木々から漏れる木漏れ日や小鳥のさえずりにワクワクします。
十字路に差し掛かり左に行くとその先に随身門が見えてきます。
赤を基調に緑や金色の豪華な装飾が施されていて重厚で立派。
元禄四年(1691)建立
山門の前にはにっこりフェイスの狛狼が!
山犬(狼)信仰の三峰ならでは。
三峰神社で印象的だった景観の一つが、随身門の前後にある、気持ちがいいくらい規則正しく並べられた石灯篭。
静かでひんやりして、言葉で表すのが難しいがピリッと?ピーンと?している。〝氣〟を感じる場所です。
夫婦杉
2本並んだ夫婦杉。ガイドブックやパンフレットにも載ってないのであまり有名ではないみたいですが、同じ三峰神社内にある有名な「縁結びの木」よりも神秘的で〝氣〟を感じられる氣がしました。
拝殿
雅な拝殿は、赤緑金青など原色使いのド派手な彫刻でビッカビカ!
御祭神は夫婦神で国産み・神産みの神、伊弉諾尊(イザナギノミコト)・伊弉册尊(イザナミノミコト)
寛政十二年(1800)建立
敷石の龍神
拝殿の敷石の床に赤い目の龍神様のお姿!
2012年の辰年に突如現れ有名になりました。
待ち受けにするとご利益があるとか!
三峰神社は富士山から東京に流れる大きな龍脈の上に座していて龍神様の神域でもあるそうです。
重忠杉
拝殿前、左右両側に樹齢800年の巨木。
鎌倉時代の武将、畠山重忠が植樹、奉納したと伝えられ「重忠杉」と呼ばれています。
神聖なエネルギーを頂くことが出来ます。
(コロナ以降おさわり禁止です)
写真で見るとスリムに見えるけど間近で見ると神聖なエネルギーを感じることが出来ます。
神木をいれたお守り、「氣守」が頒布されています。買っちゃいました!
摂末社
拝殿から右奥の境内には摂末社の小さなお社がずらりと並んでいます。
なんと全国23社の神社の神様をここで参拝することが出来ます。
摂末社の神社とお祭りしている神様や御霊
- 祖霊社
〈聖地三峰を守ってきた先人たちの御霊〉
- 国常立神社
国土形成の根源神〈国常立尊/クニトコタチノミコト〉
- 日本武神社
三峰神社の創建者〈日本武尊/ヤマトタケルノミコト〉
- 伊勢神宮
太陽の女神〈天照皇大御神/アマテラスオオミカミ〉
穀物の神〈豊受姫大神/トヨウケヒメノカミ〉
- 月讀神社
月の神・夜の神〈月読命/ツクヨミノミコト〉
- 猿田彦神社
夫婦で祀られています。
道開きの神〈猿田彦命/サルタヒコノミコト〉
芸能の神〈天宇受賣命/アメノウズメノミコト〉
- 塞神社
道の神〈八衢彦神/ヤチマタヒコノカミ〉
道の神〈八衢姫神/ヤチマタヒメノカミ〉
道の神〈岐神/クナドノカミ〉
- 鎮火神社
火の神〈火彦靈命/ホムスビノミコト〉
水の神〈水速女命/ミズハヤメノミコト〉
土の神〈埴山姫命/ハニヤマヒメノミコト〉
- 厳島神社
海の神〈市杵嶋姫命/イチキシマヒメノミコト〉
- 杵築神社
国つくりの神〈大国主命/オオクニヌシノミコト〉
豊漁の神〈事代主命/コトシロヌシノミコト〉
- 琴平神社
国つくりの神・酒造の神〈大物主命/オオモノヌシノミコト〉
日本三大怨霊・縁切りの神〈第75代・崇徳天皇/ストクテンノウ〉
- 屋船神社
家屋の神〈屋船豊受姫命/ヤフネトヨウケヒメ〉
- 稲荷神社
稲の神〈宇迦御魂命/ウカノミタマノミコト〉
- 浅間神社
山の神・酒造の神〈木花開耶姫命/コノハナサクヤヒメノミコト〉
- 菅原神社
日本三大怨霊・学問の神〈菅原道真/スガワラミチザネ〉
- 諏訪神社
風の神・武の神〈武御名方命/タケミナカタノミコト〉
- 金鑽神社
太陽の女神〈天照皇大御神/アマテラススメオオカミ〉
暴風の神〈素盞嗚神/スサノオノカミ〉
武の神〈日本武尊/ヤマトタケルノミコト〉
- 安房神社
産業の神〈天太玉命/アメノフトダマノミコト〉
- 御井神社
水の神〈水速女命/ミズハヤメノミコト〉
- 祓戸神社
祓戸の大神四神
水の神・祓い浄めの女神〈瀬織津姫命/セオリツヒメノミコト〉
海の神〈速開都姫命/ハヤアキツヒメノミコト〉
風の神〈氣吹戸主命/イブキドヌシノミコト〉
地底(霊界)の神〈速佐須良姫命/ハヤサスラヒメノミコト〉
- 東照宮
〈徳川家康/トクガワイエヤス〉
- 春日神社
雷の神〈武甕槌命/タケミカヅチノミコト〉
言霊の神〈天兒屋根命/アメノコヤネノミコト〉
武の神〈齋主命/イワイヌシノミコト〉
水の女神〈比売神/ヒメガミ〉
- 八幡宮
文武の神〈誉田別命/ホンダワケノミコト〉別名:応神天皇
聖母神〈息長帶姫命/オキナガタラシヒメノミコト〉別名:神功皇后
水の女神〈比売神/ヒメガミ〉
- 秩父神社
知恵の神・高天原の司令塔〈八意思兼命/ヤゴコロオモイカネノミコト〉
秩父の土地神〈知知夫彦神/チチブヒコカミ〉
- 大山祇神社
山の神〈大山祇命/オオヤマツミノミコト〉
遠宮 御仮屋神社
境内の奥、森の中の小道を進んで行くとあるのが遠宮・御仮屋神社。
何とも神秘的な雰囲気で霊氣を感じられる場所。
一生懸命撮影しているとカサカサと音がしてお宮の奥の木の根元に目をやると、リスがいました。カメラを構える一目散に行ってしまいました。
(夕方行ったら誰もいませんでした。次の日昼に行ったら、並んでました。)
三峰神社の御祭神、伊弉諾尊(イザナギノミコト)・伊弉册尊(イザナミノミコト)の御眷属(神様のお使い)である狼(お犬様、山犬様と呼ばれ親しまれている)大口真神(オオグチマノカミ)をお祀りするお宮です。
御眷属は深い山中に身をひそめているためここを仮のお宮としてお祭りを行うので「御仮屋」と呼んでいます。
今から1500年ほど昔、第12代景行天皇の皇子日本武尊が東夷御平定の帰り道に山梨県から奥秩父の山々を越えて當山に登り、初めて三峰神社を祀られたとき、道案内を務めたのが山犬でその忠実さと勇猛さによって三峰神社の御眷属に定められたと伝えています。
お犬さまはその霊力で三峰信仰の中心となり、山畑を荒らす害獣熊・猪・兎など追い払い、家々を守護しては火防・盗賊除け・諸難除の神と崇められています
三峰神社 御仮屋神社 看板より
日本武尊銅像
三峰神社の創健者・日本武尊の銅像!結構巨大!
重さ3トン、高さ5.5m
昭和45年(1970)建立
日本武尊と三峰神社
およそ1500年前、景行天皇が国を平和にしようと皇子日本武尊を東国に遣わした。日本武尊は甲斐国(山梨)から上野国(群馬)を経て、三峰を登った。
日本武尊はこの地の自然が美しい事に感動して、その昔この国を産んだ伊弉諾尊(イザナギノミコト)・伊弉册尊(イザナミノミコト)に感謝してお宮を作り「この国が永遠に平和であるように」祈った。
その後、天皇が美しい山々を「三峰」、お社には「三峰宮」と称号を与えた。
奥宮遥拝殿
三峰神社を一周して、随神門を反対側へ階段を昇っていくと、妙法ヶ岳に鎮座する奥宮神社の遥拝殿があります。
秩父をはじめ日光連山が見渡せる。
1日目終了~2日予告~
早朝6時ごろ鶴岡を出発して、午後から三峰神社を散策。
正直全然時間が足りない。
2日目は奥宮神社がある妙法ヶ岳山頂を目指し登山する予定。
登山の様子と三峰神社でのお土産購入や周辺情報は次回の投稿でレポート予定!
三峰参拝記は是非動画と合わせてご閲覧頂ければと思います。